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【Linux】viとnanoエディタの基本操作から便利なコマンドまでを紹介
2024年12月03日
OCI(Oracle Cloud Infrastructure)におけるシステム管理やサーバー設定作業において、テキストエディタは欠かせないツールです。特にリモートサーバーにSSH接続して作業する際、コマンドラインで操作できるエディタは非常に重要になります。
サーバー上でファイルを編集したい場合はエディタが必要で、その中でもよく使われるのがviエディタとnanoエディタです。
どちらも便利なエディタですが、それぞれに特徴があります。今回はvi と nanoエディタについて比較し、基本操作から便利なコマンドまでを紹介していきます。
viエディタとは?
viは、UNIXやLinux環境で最も広く使われているテキストエディタです。多くのシステムに標準で実装されており、GUIが利用できない環境でも操作可能なため、システムの技術者にとっては必須のツールになります。
viの最大の特徴は、モードベースの操作にあります。
エディタは「コマンドモード」と「編集モード」の2つのモードを切り替えながら使用します。最初はこの操作に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまうと非常に効率的にテキスト編集が行えます。
viの基本的な操作
viの起動方法
OSのコマンドプロンプトにて下記コマンドでファイルを開きます。
また、新しいファイルを作成したい場合も同じ方法で実行します。
基本操作
iで挿入モードに切り替え、テキストを入力します。
Escでコマンドモードに戻り、操作を続けます。
:wqでファイルを保存して終了、:q!で保存せずに終了できます。
よく使うコマンド
行削除:dd
単語削除:dw
カーソル移動:h(左)、j(下)、k(上)、l(右)
コピーしてペースト:y(ヤンク)、p(ペースト)
下方向にキーワードを検索:/文字列
上方向にキーワードを検索:?文字列
nanoエディタとは?
nanoは初心者にも扱いやすいテキストエディタです。
viに比べてシンプルで直感的な操作感が特徴で、特にコマンド操作の一覧がエディタ画面下部に書かれているので、コマンドライン操作に不安のある人に向いています。
nanoの基本的な操作
nanoの起動方法
OSのコマンドプロンプトにて下記コマンドでファイルを開きます。
また、新しいファイルを作成したい場合も同じ方法で実行します。
基本操作
そのままテキストを入力でき、挿入モードの切り替えが不要で、
簡単な編集作業であれば、ほとんどの操作が矢印キーと数個のショートカットで済みます。
よく使うコマンド
保存:Ctrl + O
終了:Ctrl + X
検索:Ctrl + W
コピー:Ctrl + K
貼り付け:Ctrl + U
viを選ぶべき場合
高度なテキスト編集をしたいとき
設定ファイルを素早く編集する場合、複数行の操作や文字列の一括置換などがコマンド一つでできるため、作業時間を大幅に短縮できます。
nanoを選ぶべき場合
簡単な作業やシンプルな操作がしたいとき
画面下部にコマンド一覧が表示されており、コマンド操作を始めたばかりのエンジニアにおすすめのエディタであり、シンプルな操作を重視する場合などに有効です。
【Linux】viとnanoエディタの基本操作から便利なコマンドまでを紹介
まとめ
OCI環境でのシステム管理やサーバー設定作業において、viとnanoはどちらも非常に便利なエディタです。viはその高機能性と効率的な作業を支えるツールであり、大規模な編集やプロフェッショナル向けの作業に適しています。一方、nanoはシンプルで直感的な操作が可能なため、特に初心者や簡単な作業には最適です。
viとnanoを作業内容や自分のスキルに応じて、使い分けることで作業をより効率的に進めることができます。
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